
今やペットは大事な家族の一員となりました。
ペットという言葉を嫌う人も多くいます。
そんな大切な家族なのに、健康状態に無頓着な人も多いです。
欲しがるものを欲しがる量だけ与えてしまうことは大変危険です。
体調の変化に気づきにくいからこそ、日頃から気を付けてあげなければなりません。
では、しじみはペットに与えて良いのでしょうか。
絶対に与えてはいけないというような成分は含まれていません。
しかし、生で与えることは避けた方が良いでしょう。
生の甲殻類や貝類にはビタミンB1を分解してしまう酵素が含まれているからです。
しじみに特に多く含まれているということではありませんが、習慣として与えない方が良いでしょう。
一度気に入ってしまうと何度も欲しがるようになるからです。
それでは逆に可哀そうです。
始めから与えない方がペットのためになるというものです。
しかし一度加熱したものなら問題はありません。
栄養素が豊富なので、エキスを与えることがペットの健康につながることもあります。
但し与えすぎには気を付けてください。
体の小さなペットに人間と同じように与えてはいけません。
特に濃縮されたエキスでは栄養素を過剰に摂取してしまうことになります。
ペットの年齢や体の大きさを考慮することが必要です。
また、病気を患っている場合には与えてはいけません。
特に肝臓に病気を持っている場合は避けなくてはなりません。
鉄を正常に処理出来なくなっているからです。
すると活性酸素が増え、周囲の細胞に悪影響を及ぼしてしまいます。
症状を悪化させる可能性もあります。
他の病気で薬を飲用している場合にも注意が必要になります。
しじみに含まれる豊富な栄養素が薬の効果を妨げる場合もあるからです。
このような場合には獣医師の判断を仰ぐようにしましょう。
よかれと思って行っても、それが逆効果になっては意味がありません。
大切な家族だからこそ、正しい知識を持った専門家を頼りにするべきです。
正しい知識と判断で、ペットと共に長く健康な毎日を送りましょう。