二日酔いにはしじみ汁
飲酒をする人ならば多くの人はしじみが良いことを知っているでしょう。
しじみ成分が飲酒に良いと知れてからは、しじみ汁を提供する飲食店も増えました。
ただ美味しいという理由だけではなく、健康志向に配慮してのことです。
しかし、その理由はご存じでしょうか。
アルコールは体の中に入るとそのほとんどは肝臓で処理されます。
肝臓で代謝、分解されるのです。
この時に活躍するのがオルニチンです。
元々体の中にある成分で血液の中にあります。
体中を巡っているわけです。
そして肝臓ではアルコールに深く関わります。
まずアルコール代謝の活性化です。
そしてアルコール代謝の際に出る有毒物質を分解してくれます。
この有毒物質とは二日酔いの原因となる物質です。
つまりオルニチンを摂取することは、肝臓がアルコールをスムーズに処理できる手助けとおこない、二日酔い予防が出来るということなのです。
肝臓は人間の臓器の中でもタフな臓器です。
自ら修復する機能があるため、多少の不具合は知らぬ間に治してくれています。
その反面、変化に気づきにくい臓器でもあります。
機能の低下が体調に現れづらいのです。
「沈黙の臓器」と言われる所以です。
だからこそ飲酒が習慣となっている人にはオルチニンの助けが必要なのです。
特に飲酒量が多い場合には意識的にオルチニンを摂取し、肝臓の負担を減らしてあげることが重要です。
もちろん飲酒量のコントロールも必要です。
オルニチンを手軽に摂るにはしじみ汁が一番です。
それも、ひと手間加えておくと更に効果が増します。
しじみを一度冷凍するのです。
一度冷凍すると、オルニチンの量が8倍まで増えると言われています。
ただ凍らすだけです。
急速冷凍でなく、マイナス4度程にするのが一番いいようです。
しじみ汁を作る際はそのまま調理すれば良いので、わざわざ解凍する手間もかかりません。
簡単に効率良くオルニチンが摂れるのです。
この方法、韓国や台湾では昔から行われていたそうです。
生活の中でしじみの効果を実感していたのでしょう。
飲酒の前のしじみ汁、これを是非習慣にし、楽しく健康的な飲酒をおこなってください。